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鳥取伝統芸能アーカイブス
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トップページ > 2016年10月23日(日):江波の三番叟(江波神社例祭)

2016年10月23日(日)
江波の三番叟(江波神社例祭)

[ 開催日:10月23日(日) ]
県指定無形民俗文化財「江波の三番叟(さんばそう)」が江波神社例祭に奉納されます。

 ●日時:10月23日(日)午後7時頃から(1時間程度)
 ●場所:江波神社(鳥取市用瀬町江波)境内の回り舞台

三番叟とは、能の「式三番(翁)」で千歳・翁に続いて三番目に舞う狂言方の役名で、歌舞伎や人形浄瑠璃にも取り入れられて、序幕の前に祝儀として舞われるなど、各地に様々な形で伝播しています。

 鳥取市用瀬町江波に伝わる「江波の三番叟」は、この種の芸能の県内唯一の保存伝承例で、江戸時代中頃、大阪の商人が歌舞伎とともに教えたといわれるものです。
 舞は、頭取に千代が箱を差し出す段、千代の舞、頭取の舞、二番叟の舞、二番叟と三番叟の掛け合いの段、三番叟の舞と展開します。二番叟と三番叟の舞の中で、舞い手が反り返って頭を床につける所作があることが大きな特徴です。
 これらの舞い手は、近年まで家を継ぐ長男のみが務めていましたが、少子化の影響を受け、現在では集落に縁のある子どもを舞い手としています。

山深い江波集落で幽玄な趣をたたえた三番叟をぜひご覧ください。これまで立ち見でしたが、今年は集落の皆さんが長いすを用意されるそうです。
なお、車は、江波集会所または川向こうのバイパス沿いの空き地に停めることができますが、江波集落の道は狭いので、後者をおすすめします。暗くなってからだと神社にたどり着くのに苦労しますので、事前に地図でよく確認してからお越しください。

江波の三番叟の解説はこちら↓
https://www.tottori-dentou.net/dantai_detail.php?id=56&search_mode=search