CONTENTS
鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:智頭町
那岐神社麒麟獅子舞
[ なぎじんじゃきりんししまい ]

見た目も個性的な薄緑の蚊帳  
羽織・袴の猩々も異彩を放つ

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

那岐神社麒麟獅子舞 vspace=
那岐神社麒麟獅子舞
文献としては残っていないが、江戸時代から続いている「神事」の一つ。(1593年に洪水で那岐神社・神主宅が流されたため、多くの書類・文献が紛失されているため、神社の創立年代不明。現在地に遷座した時期と同じ頃に創立された岡山県奈義町に諾神社がある。その当時行われていたかどうかは不明だが、獅子舞は那岐神社の年4回のお祭りのうち、秋の例大祭(ほか、春祭り:4/20前後の日曜日・・・豊年祈願、夏祭り:7/15前後の日曜日・・・・大祓い、冬まつり:11/23・・・・五穀豊穣の感謝)でのみ奉納される行事のひとつ。1頭舞い。戦前は神楽獅子舞だったが、戦後麒麟獅子舞に変更になった(神楽獅子舞は4~5年前までは正月に舞われていた。文化年間の獅子頭もある)。当時は真剣を持って舞う、剣の舞が行われていたが現在はなし。
 

動画アップロード

動画アップロード

 動画を再生する 動画を再生する


伝統芸能について

公演場所・時期

那岐神社例大祭(例年10/9だったが現在は10月第2土曜日に変更)。8時頃に神社で1回目の奉納。13時から神社での祭礼開始。同時に麒麟獅子連は各地区の代表地点を廻り、門舞いを行う。門舞い終了後、神社での奉納舞いが行われる。
公演時期: 10月

演目・時間

神社での本舞い・・・10分、門舞い・・・各所3分~5分。

演目詳細

神社の花篭奉納後、浦安の舞が拝殿で行われる。その後、本殿前の参道で麒麟獅子舞が行われる。
獅子頭は15年ほど前に修復、蚊帳も以前通りに新調した。蚊帳の色も薄緑色で特徴的。獅子頭の担当の衣装は薄緑色の上下、そのほか、猩々と座方は上下ともに赤い衣装。舞いは、最初猩々が片手を獅子にかざし、獅子の足の動きを止めているようなしぐさを見せる。猩々が去ってから獅子は頭を激しく振りながら前後に動く。
首を大きく揺さぶりながら前進する動きが特徴的。
なお、獅子舞は長い間、青年団によって行われていたが、4~5年前に獅子舞保存会によって行われるようになった。

演目の見所

獅子の蚊帳が薄緑色なので他の麒麟獅子とは少々違った印象を受ける。

演者配置図

 vspace=

ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名: 智頭町 教育委員会教育課
住所:〒689-1402 鳥取県八頭郡智頭町大字智頭2072-1
TEL:0858-75-3113

参考資料

野津龍著:「鳥取県祭り歳時記」山陰放送 (1985/06)  智頭町誌下巻(2000/12)八頭郷土文化研究会著:「新編八頭郡誌・八頭郡のくらしと民俗」(1996/5)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR因美線「那岐駅」下車、徒歩10分程度。バスの場合智頭町民すぎっ子バス那岐線「那岐神社前」バス停下車してすぐ。車の場合鳥取自動車道智頭IC→智頭街道国道53号線に入る (智頭・津山 の表示)早瀬交差点→県道295号線。

駐車場

祭礼当日は神社前(道路挟む)に臨時駐車場を設置。



保存団体について

団体名

那岐の花籠祭り保存会



外部公演について

外部公演の是非

不可

参加・体験

花篭祭りについては誰でも参加可能(花篭を分けてもらうことも可能)。