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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:湯梨浜町
泊貝がら節
[ とまりかいがらぶし ]

地元のおぼこ踊りを合わせた泊郷土の労働歌

[ ジャンル:舞踊・盆踊り、唄・音楽 ]

芸能の由来・沿革

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泊貝がら節
泊貝がら節が唄われ始めたのは約170年前江戸時代後期といわれている。もともとはイタヤガイ漁に従事した漁師達の激しい労働の中から生まれた労働歌。
鳥取県の日本海沿岸部には同じように「貝殻節」と呼ばれているものが多く存在している。(賀露地区や浜村など)昭和7年にNHK松江放送局の開局特番で「泊貝殻節」として放送された。
実際その後、ほとんど唄われてはいなかったが、昭和48年に復活。
現在の踊りは泊地域で昔から踊られていた「おぼこ踊り」を合わせて保存会によって創作されたもの。
二度、三度の消滅、衰退を経て、保存会の復活により現在のスタイルとなった。
 

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伝統芸能について

文化財指定

湯梨浜町指定無形民俗文化財 指定年:平成19年12月17日

公演場所・時期

グラウンドゴルフ発祥地大会(6 月)、ハワイ郡中学生交流会(10月、隔年ハワイと地元で交互に開催)、町敬老会(10月、泊地区)、湯梨浜町芸能大会(11 月、羽合アロハホール)、泊小学校運動会生徒集団演技(5月)など年に数回、泊地区周辺でのイベントに出演。
公演時期: 5月、6月、10月、11月

演目・時間

歌詞は1番~6番まで。フルコーラスで歌うと10分。

演目詳細

派手な鳴り物はなく、単調な太鼓の音に合わせて、唄われる。
掛け声、節回しなどは賀露の「元唄貝殻節」とあまり違いはないが掛け声や歌詞など多少の違いはある。
歌い手と囃し手は浴衣姿、踊り手は半被姿。
太鼓を中央に置き、ステージでは最初、上手、下手から踊り手が踊りながら太鼓の周りを円で囲む。
その後は周囲を時計回りでまわりながら踊る。
「貝がら節」
♪泊沖から貝殻が採れる
カワイヤノー、カワイヤノー
嬶(かか)よ飯(まま)炊けコリャ出にゃならぬ
ヤサホーエーヤ、ホーエヤエーエ、ヨヤサノサッサ など。

演目の見所

本来は「男唄」「男踊り」なので、豪快な演目。ただ、厳しい労働歌の哀愁も感じられる。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:湯梨浜町 教育委員会生涯学習・人権推進課
住所:〒682-0723 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字久留19-1
TEL:0858-35-5367

参考資料

泊村誌(1989/5)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR山陰本線「泊」駅下車徒歩10分。日ノ丸ハイヤー、空港連絡バス、鳥取空港⇔三朝・倉吉駅、日本交通橋津線、松崎・北方線「恐竜広場前」バス停留所下車(泊地区)。なお、町中央公民館泊分館に事務局あり。

駐車場

イベント会場により様々 



保存団体について

団体名

泊貝がら節保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

地元のイベントやお祭りなどに積極的に参加している。



外部公演について

外部公演の是非