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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:三朝町
さいとりさし
[ さいとりさし ]

三徳山を舞台に和尚と問答  
湯のまち三朝にさいとりさしが出かけた

[ ジャンル:舞踊・盆踊り、唄・音楽 ]

芸能の由来・沿革

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さいとりさし
さいとりさしは、殿様の鷹狩りのときに使用する餌を捕ることを意味し、これを職業とした人の職名。殺生することが忌み嫌われたため、鳥を捕る様子をおもしろおかしく踊ったのが始まりと伝えられる。
鳥を捕ることから転じて「嫁をとる」「福をとる」などとして  現在は祝狂言となっている。
三朝のさいとりさしでは三徳山を舞台にした、和尚との問答で楽しませる。
※三朝のさいとりさしは漫才文化の源流大阪俄漫才の種に入ると言われている(話者談)
 

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伝統芸能について

文化財指定

鳥取県指定無形民俗文化財 指定年:昭和49年10月18日

公演場所・時期

定期公演:三朝温泉観光商工センター(毎週金・土に「あったか座」として温泉への宿泊客向けに公演する。3・5・6・9・10・11月開催、21時~22時)。※平成25年7月演芸舞台設置予定
公演時期: 不定期

演目・時間

一演目:15分

演目詳細

トリモチ棒を肩にかけた、さいとりさし三人が歌い踊り寸劇を披露する。
さいとりさしは節回しのほか、動きでも楽しませる。
場面転換では三味線と太鼓が鳴り、会場を盛り上げる。
演じる内容は代表的なものを挙げると、大の男が小鳥を捕らえ損ねる滑稽を演じたり、うまく笠でとり押さえたと思って開けてみると、その笠の裏には「福の神」などと書いてある、などである。

演目の見所

さいとりさし役の一人が住職に早変わり、一人二役を演じる。三徳の門前で和尚とのやりとりは特におもしろく表現している。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:三朝町 教育委員会教育総務課
住所:〒682-0195 鳥取県東伯郡三朝町大字大瀬999-2
TEL:0858-43-3510

参考資料

『鳥取県祭り歳時記』(野津龍) 坂田友宏編「天神川流域の民俗」天神川流域民俗総合調査団(1989) 鳥取県教育委員会製作「鳥取県文化財調査報告書」第8・12集掲載


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR山陰本線「倉吉」駅から三朝温泉行きバスで25分「三朝温泉観光商工センター前」バス停留所下車。
車の場合東伯・中山道路国道9号線→県道23号線→山陰道 県道320号線→北尾(交差点)を右折し県道201号線→県道263号線→県道22号線→竹田橋東詰(交差点)を左折し県道21号線→県道273号線。 

駐車場

三朝温泉観光商工センター駐車場



保存団体について

団体名

三朝町さいとりさし踊り保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

三朝町立南小学校でさいとりさしの踊り方を指導。



外部公演について

外部公演の是非