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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:日南町
上三栄もちつきともちつき唄
[ かみみさかえもちつきともちつきうた ]

日南のもちつきを伝える  
豊作繁栄願って千石万石

[ ジャンル:唄・音楽 ]

芸能の由来・沿革

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上三栄もちつきともちつき唄
年末の正月もちをつくときに行われたもので200年以上前からの伝統が残る。
もちをつくのに楽しめるように唄をうたったのがはじまりと言われており、また地元では地締歌からの転用と伝承されている(労働歌)。
最後のもちを取り上げる時に臼の中からもち上げで再び臼の中へ投げ込む動作の時の掛け声「千石・万石」は来年の豊作と各家々の繁栄を祈るための掛け声と言われている。  
昭和57年からは地元の氏神の楽々福神社秋祭り(11/2)に定期的に行うようになったが、現在は行っていない。
 

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伝統芸能について

文化財指定

日南町指定無形民俗文化財 指定年:平成11年7月2日

公演場所・時期

例年10月日南町人権センターで開催される「ふれあい文化祭」で公演するほか、各イベントや結婚式等祝い事の余興として出演
公演時期: 10月、不定期

演目・時間

もちの完成まで20分(蒸篭で蒸すなどの時間を含めると40分程度)

演目詳細

臼の東西南北に4人が位置取り杵を持って立ち、正面同士の2人が同時に杵を振り下ろす。杵を臼のふちまで引き寄せ、もちを少し浮かせた状態のところを、もう一組の2人が杵を振り下ろす・・・(ついていたもちが杵から離れる)を繰り返す。 
もちつきに合わせ、様々な歌詞の唄をうたう。例えば年末では最後のもちがつきあがった時は「♪これがことしの納めの臼よ~~」と歌い「千石、万石」の掛け声とともにもちを持ち上げ、臼の中に投げ込み終了とする。

演目の見所

山陰地方はもとより、全国的にも珍しい「もちつき」。4人で杵を持ち、向かい合った2人が同時に杵でつく。それを繰り返し、唄に合わせてゆっくりとつくところ

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:日南町 教育委員会教育課
住所:〒689-5292 鳥取県日野郡日南町霞800番地 
TEL:0859-82-1118

参考資料

「日本民謡大観・中国編」日本放送協会(1965)
「日野郡史」日野郡自治協会(1934)
「鳥取県の民謡」鳥取教育委員会(1988) 
松本穰葉子著:「鳥取県民謡百選」(1977) 
鳥取県教育委員会著:「鳥取県の民俗芸能」(2005/03)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR伯備線「生山」駅下車、車で10分。バスの場合日南町営山上線/多里線「三栄」バス停留所下車。
車の場合山陰道米子西IC→国道180号線→国道183号線→生山駅前(交差点)で県道223号線→県道8号線。

駐車場

文化祭の場合、当日は会場周辺に臨時駐車場あり



保存団体について

団体名

上三栄もちつき保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

「もちつき」=祝いの席にふさわしいということで、祝い事の招待があった場合は積極的に出向くようにしている。ただし、もちつきはシーズンが限られている(夏場はNG) 



外部公演について

外部公演の是非




備考

備考

[添付ファイル1](種別:docx)