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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:南部町
西伯地区の田植唄
[ さいはくちくのたうえうた ]

大国主命蘇生神話の清水井  古代米づくりでうたわれる田植え唄

[ ジャンル:唄・音楽 ]

芸能の由来・沿革

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西伯地区の田植唄
法勝寺川流域での田植え唄は昭和20年代までは大勢の人による作業によって進められており、その作業は腰を伸ばす暇もない重労働であった。その厳しい作業の気持ちを癒すとともに、作業の流れをスムーズにする効果もあって、唄がよく歌われていた。昭和30年代になると機械による田植えが次第に広まり、人の集団による田植えから、農家一軒一軒で田植えを行うようになり、農作業にかかわる作業唄も長い年月をかけて伝承し、歌い継がれてきたものが廃れていった。
法勝寺川流域に伝わっている歌い方は、隣の伯太の横田地方の形のもので、田植えさげ唄、苗取唄、早乙女唄が伝わってた。これは同じ鳥取県西部でも日野川流域の歌い方とは異なるものとなっている。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

6月中旬ごろの日曜日に行われる南部町清水川地区の古代米づくりのイベント。清水川の県道1号線沿いの水田で、午前10時くらいから実際に田植えを行いながら歌われる。もともとは長田神社の御田植祭で行われていたが、現在は行われていない。
公演時期: 6月

演目・時間

「苗取唄」2分くらい、「さげ唄(本節)」3分くらい、「早乙女唄」2分半くらい

演目詳細

歌い手1名、つれ節1名、太鼓1名、ささら1名、早乙女8名くらい、牛(1頭)2名、代掻き1名、畦塗1名、鍛代1名、苗まき1名の構成。女性は早乙女姿、絣の長着物に手ぬぐいで姉さんかぶりをし、肩に襷、手甲、裾はね、脚絆を身に着ける。男性はねじり鉢巻きに絣の野良着、黒のズボンに裸足となっている。
最初の「苗取唄」では苗を取る所作が入り、「さげ唄」が始まると牛が出てきて田をならす代掻きの所作から杁(えぶり)を持って田をならす所作、苗まきが苗を投げさばく所作となり、最後の「早乙女唄」で田植えの所作となる。

演目の見所

張り子の牛の動きが観客のほうに行ったり、人の言うこと聞かず動かなくなったりなど滑稽な演技をするところ。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:公民館の民謡教室
住所:西伯郡南部町福頼142
TEL:0859-66-2390   090-7379-4106


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

米子駅から車で15分。日ノ丸バス上長田・大木屋線、東長田線で「つくし保育園前」下車、徒歩10分。

駐車場

国道180号線バイパス横の空き地など



保存団体について

団体名

公民館の民謡教室



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

年に一度、町内住民に向け、公民館でパンフレットを出す程度。



外部公演について

外部公演の是非

不可

参加・体験

古代米の田植えに参加可能