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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:鳥取市
松上神社麒麟獅子舞(徳吉)
[ まつがみじんじゃきりんししまい(とくよし) ]

動いているかわからない古獅子のメリハリある静かなる舞い。

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

 
鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。\n大本の舞い方は「権現流(東照宮のことを権現さんという)」。1962年に一度途絶えたが9年後に徳吉の地元の方よって復活。以後毎年4月に奉納している。\n松上神社の創立年代は不明であるが、国土安泰の神である國常立命を祀っており、古くより松上大明神と呼ばれ崇敬されてきた。旧社地は徳吉近くの字古宮であったが、千代川畔の低地であたったため、再三の洪水に見舞われ、明治30年10月に現在地に移転した。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

松上神社にて4月第一日曜日の春祭りにて行われる、前日の夜宮、夜19:00より本殿前で本舞(お稲荷さん)、翌日の本祭では10:00より徳吉各家庭により、本舞、五丁舞、門舞を行う。その後、本殿前にて本舞をする。
公演時期: 4月

演目・時間

本舞:20分程度 門つけ:3分~10分程度

演目詳細

春祭りは猩々1名、獅子2名、鉦1名、太鼓1名、笛1名の構成。共通で赤の衣装に黄色の帯、白足袋に紐の白い草鞋を履く。但し、夜宮は白足袋のみで舞う。猩々は赤の面、髪、瓢箪、棒を持つ。獅子の蚊帳は朱色で背筋が黒く、両耳と尾に幣を付ける。本舞はまず猩々と獅子が本殿を背にして始まり、猩々が飛んで獅子を導き、獅子は神社側に正対し、猩々ははけて獅子の舞が始まる。足を横に出して出した方に動き頭を振って片足で上がる「ねり」、足を延ばして引く動きの「ひき」、片膝をつき頭を前に出す「すねおり」、両足を広げて低い姿勢から右から左、左から右「わたり」の動きなどの所作がある。本殿を舞い、お稲荷さんを舞い、最後に猩々が並び終了となる。本舞は「ひき」「ねり」「わたり」「ひざおり」、五丁舞は「ひき」「ねり」「わたり」、門舞は「ねり」「わたり」を行う。

演目の見所

鳥取でも古獅子と言われ動きはゆっくりしている、特に「わたり」の時は動いているかいないかぐらいゆっくりと舞う、静かな舞\nだがメリハリをつけて見応えのある獅子の舞い。

演者配置図

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ホームページ

お問合せ先

組織名:鳥取市 教育委員会文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

野津龍著:「因幡の獅子舞調査録」  (H9/7)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR山陰本線「湖山駅」から徒歩23分 松上線バス「島バス停」より徒歩8分

駐車場

公民館や神社周辺に15台程度.



保存団体について

団体名

徳吉青年有志の会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

地域に住んでいる方に会員に加入してもらうため声掛けなど。



外部公演について

外部公演の是非

参加・体験

不可