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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
手笠おどり
[ てがさおどり ]

美歎の傘踊りから  
女性が受け継ぐ宮下手笠

[ ジャンル:舞踊・盆踊り ]

芸能の由来・沿革

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手笠おどり
この手笠踊りは、大正初め頃から国府町の美歎集落の男子若者の間で始まりまった。
当時、美歎では雨乞い踊りで知られる因幡の傘踊りも踊っていたので、発表のステージでは傘踊りと手笠踊りの両方を踊り、たいへん賞賛されていた。
しかし、「手笠おどり」は女性向きということで、昭和30年ごろに村の婦人会が引き継いで継承活動をしてきた。
近年、一集落での継承が難しくなり、平成17年に宮下地区公民館の活動の一環として地区の婦人有志が、美歎婦人会から引き継ぎ「宮下地区手笠おどり保存会」を立ち上げ、現在も継承活動を行っている。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

8月下旬の土曜(平成25年は8月24日)「因幡の傘踊りの祭典」鳥取市国府町 因幡万葉歴史館「伝承館」にて17時開始。その他、地域の納涼祭、敬老会などにも出演。
また、宮ノ下小学校5年生の総合学習で指導しており、秋の運動会には5年生の全児童が踊り、地域の伝統文化を育んでいる。
公演時期: 8月

演目・時間

鴨緑江、三番叟など1曲あたり約4分 ステージの持ち時間に合わせ、時間は調整

演目詳細

長柄の傘と手笠と違いはあるものの、宮下地区の「因幡の傘踊り」と共通する点が多い。そのため男性の踊る「因幡の傘踊り」と同じ舞台でコラボレーションし、踊ることも可能。基本的に二人一組なので踊り手は偶数で構成される。踊り手は基本的に横一列に並び、広いステージでは2列になることもある。歌い手は一人、三番叟では唯一横笛が演奏される。歌い手は舞台袖、横笛の立ち位置は特に決まっていない。保存会副会長の澤田勝氏は「主役はやはり傘なので座方は後ろにいるほうが好ましい」と見解を述べる。なお、現在は笛を吹ける女性が不在で、CDなどの音源を使う。浴衣は裾を上げる。

演目の見所

傘の向き、高さなど踊り手全員が揃うのが上手な踊り。そこを見てほしい。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会
住所:〒680-8571 鳥取市上魚町39(第2庁舎4階)
TEL:0857-20-3367


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR山陰本線「鳥取駅」から日ノ丸バスの中河原線「因幡万葉歴史館入口」または岩倉万葉歴史館線の「因幡万葉歴史館口」下車。車の場合、若桜街道を若桜方面に直進し、そのまま県道291号線→県道31号線 

駐車場

国府中学校もしくは国府町のグランドが臨時駐車場となる。



保存団体について

団体名

宮ノ下地区手笠おどり保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

小学校の学習に取り入れられ、運動会でも踊られている。



外部公演について

外部公演の是非