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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
湯所神社麒麟獅子舞
[ ゆところじんじゃきりんじしまい ]

天明年代を今に伝える  ゆったりとした素朴な舞

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。湯所神社の獅子頭は天明8年(1788年)に造られた記録があり、その頃には行われていたと思われる。1955年から40年ほど途絶えた時期もあったが、1995年に保存会により復活を遂げた。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

4月27日19時から湯所神社境内での宵宮で舞う。28日の祭礼日は獅子舞の披露はない。29日9時から17時まで門付けを行う。丸山地区からスタートし、昼頃に神社での休憩をはさみ、その後湯所地区をまわる。また、不定期だが、10月27日に獅子舞が披露されることもある。
公演時期: 4月

演目・時間

「本舞」10分、「門付」1分。

演目詳細

獅子2名、猩々1名、座方は鉦1名、太鼓1名、笛2名の構成。最初に猩々が獅子を招き入れ、獅子が動き出す。猩々はそれが終わると脇に控える。獅子はかぶりを振ってから片脚を上げてから飛ぶという所作を3度行い、その後かぶりを振って右前へ錬り、中央に戻ってから左前へと錬る。舞いは拝殿の前で行うが、最後は前に進み拝殿へと入っていく。以前は「すねおり」も行っていたというが、現在は省略されている。全体的にはゆったりとしたオーソドックスな舞である。また、獅子のまなこは三日月型のものが多いが、この獅子のまなこは丸型で比較的珍しいものである。

演目の見所

本舞の一連すべて。派手さはないが素朴な本来の舞というのが特徴である。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課 
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR山陰本線「鳥取」駅から3km弱。日交・日ノ丸バス「湯所」バス停下車し徒歩1~2分

駐車場

特になし



保存団体について

団体名

湯所神社麒麟獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

知人等のつながりで新規メンバーを探している程度だが、近年は鳥取県庁の職員に声をかけるなどもしている。また、以前は久松小学校や敬老会などに出向くこともあった。



外部公演について

外部公演の是非

参加・体験

不可