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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:鳥取市
用瀬はねそ踊り
[ もちがせはねそおどり ]

正覚寺に集ってハンハーエ  
身分隔てなく踊れや踊れ

[ ジャンル:舞踊・盆踊り ]

芸能の由来・沿革

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用瀬はねそ踊り
「はねそ」は、江戸時代中期の天明年間(1781~89)に始まったとされ、当時の歌舞伎役者が振り付けたものという。
「はねそ」の言葉の由来は、裾を跳ねるように踊る「跳ね裾」がつまって「はねそ」になったものである。
現在は裾を跳ねるような舞ではなく、優雅である。鹿野の城主と仲が良かったことから、鹿野のはねそ踊りを教えてもらい、広まったのではないか、と言われている。
現在の正覚寺に場所を移す前は近隣の大善寺で踊られていたが、境内が狭く、階段も急なため、今の場所へ移ったのではといわれている。昔は士族と平民が一緒になって踊ることが珍しく、男性は「女装」をして踊ったと伝えられている。
近いものとして「東郷浪人踊り」があげられる。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

毎年、8月13日に正覚寺境内で行われる「盆踊り」大会(主催は用瀬地区まちづくり協議会)。20時より。雨天の場合は隣接する用瀬地区公民館の2階で開催される。 
公演時期: 8月

演目・時間

1番、1番は短いが、盆踊り当日は2時間通して唄われ続ける

演目詳細

服装は、男性は黒紋付に白足袋、草履、印籠と刀を持つ。女性は市松模様の浴衣姿、ぞうり、双方とも菅笠をかぶっている。
境内にやぐらを組み、櫓の上には太鼓、下には歌い手と音頭とりが立つ。 踊り手はやぐらのまわりを輪になって時計とは逆まわりに踊られる。
音頭とりは自由に100番の中の自分の好きな唄を唄うため、音頭とりがスタンバイしているという状態がある。
唄い出しの掛け声は「ハンエー、ハンハーエ」その後、自由に歌詞を付けて歌う。
踊りは手をひねりながら踊る。
男女の踊りは別なのが特徴で、男踊りの中には「弓をひくようなしぐさ」の振りが入っているのは士族のなごりではないか、と言われている。

演目の見所

男女の踊りの違い 基本はあるものの人によって少しずつアレンジを加えるなどしているので(協議会はそれを悪しとはしていない)その個性を見ながらも全体を見るところも面白さにつながる

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

用瀬町誌(1973/9) 『因幡の傘踊り資料集』因幡万葉歴史館(2004/10) 四宮守正著:「日本の民俗・鳥取」(1972/9)八頭郷土文化研究会著:「新編八頭郡誌・八頭郡のくらしと民俗」(1996/5)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR因美線「用瀬」駅下車、徒歩2分。車の場合、鳥取自動車道用瀬インター→県道49号線→鷹狩駅交差点を右折→国道53号線→線路を横断して、県道179号線。

駐車場

用瀬地区公民館の前に数台駐車可能、正覚寺の前にも数台駐車可能。



保存団体について

団体名

用瀬地区まちづくり協議会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

現在、会員という存在の人がいないため、協議会の練習会で指導しているのはかつて同好会を設立した際、名前を連ねてもらったメンバーにお願いしている。



外部公演について

外部公演の是非

不可

参加・体験

盆踊り当日には誰でも参加可能。問合せ先は用瀬地区公民館(鳥取市用瀬町用瀬253、0858-87-3108)。



備考

備考

[添付ファイル1](種別:pdf)