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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
勝部岩力踊り
[ かちべがんりきおどり ]

男自慢の力こぶ
鳥取城造りの石切唄

[ ジャンル:舞踊・盆踊り ]

芸能の由来・沿革

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勝部岩力踊り
1600年初期、鳥取城の修復・拡張工事を行った際、勝部地区から木材・石材を提供し、地区の農民は労働に駆り出された。その際厳しい労働の慰めにと歌った「労働歌」が始まりといわれている。
岩石の切り出しや木材の伐採の最中に歌われたので「石切唄」「岩石唄」ともいわれる。
 

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伝統芸能について

文化財指定

鳥取県指定無形民俗文化財 指定年:昭和60年3月27日

公演場所・時期

毎年8月14日、地区の盆踊りとして澄水地区で開催(以前は8月14日-桑原地区、8月15日-楠根・八葉寺地区でも行われていたが現在はない)。
公演時期: 8月

演目・時間

10分~(一番から五番までフルで行った場合)。それを繰り返す。

演目詳細

太鼓と歌で構成される。手踊りで傘などの道具は使わない。
服装は揃いの浴衣、男はたすき掛け。男女の踊りの区別はないが、所作が不思議と違って見える。
歌詞は7・7・7・5調の短い詩で、全部で5番まである。中央に櫓を組み、上には太鼓・歌い手がいて、その周りを踊り手が輪になり踊る。
基本的には時計回りだが、後ろに下がるなどの動作も振り付けの中に入るため、あまりその場から動くことのない踊り。
盆踊りではあるが鎮魂の意味合いはあまりないため、祈るしぐさなどは振り付けにはない。
太鼓を叩くバチが「桐」でできている。
叩いた時の音が柔らかいという理由から、こだわって使用している。(太鼓は青谷町が鳥取市に合併した際、それまで何度も青谷町から借りていたためいただいた)浴衣には鳥取での外部公演の場合、(許可をもらった)アゲハチョウの紋入りの浴衣を製作・使用している。

演目の見所

石を切り出す男の力強さが込められた歌詞に注目してほしい。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

青谷町誌(1984) 鳥取県教育委員会著「鳥取県の民俗芸能」(2005/03)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR「青谷」駅下車、車で5、6分。日ノ丸バス(日ノ丸自動車)勝部線「澄水」停留所下車すぐ(澄水地区)。
車の場合国道9号線→日置川橋西詰(交差点)を直進し県道274号線→県道51号線。  

駐車場

無し



保存団体について

団体名

勝部岩力踊り保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

勝部公民館と連携し、様々な活動(子供たちへの踊り指導・文化祭の参加・運動会の参加)を行っている。



外部公演について

外部公演の是非

参加・体験

太鼓を叩くなど、盆踊りのため参加は可能



備考

備考

[添付ファイル1](種別:pdf)