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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:八頭町
米岡神社麒麟獅子舞(米岡神社麒麟獅子舞保存会)
[ よねおかじんじゃきりんししまい ]

米岡独特猩々のフセ  
獅子天仰ぎ見せる裏顎模様

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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米岡神社麒麟獅子舞
鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。
現在の獅子頭・猩々の面が明治43年~使用と記述されているため、少なくともその時代にはすでに舞われていた、ということになる。後継者不足により一時中断していたが、昭和52年当時の20代30代が中心となり復活したが、再び平成12年に継続困難となった時期もあった。現在は復活し、精力的な活動を行っている。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

毎年4月21日前後の日曜日(4月の第3日曜日)の春祭り。米岡神社の境内にて前日の宵宮で「本舞」、当日は朝8時頃から氏子宅45軒を「門付け」を行った後、夕暮れ時の17~18時頃、神社の社前にて、背を向けた状態から飛びながら180度反転し、社に向かって舞いを行う「練り返し」にて舞い納めの奉納舞で終わる。
公演時期: 4月

演目・時間

「本舞い」「門付け」「練り返し」各10分程度

演目詳細

麒麟獅子舞はゆったりしたものが多いが、米岡神社のものは連続した流れが続き、早い動きがなくさらにゆったりとした舞い。途中に獅子をからかう猩々が飛んだり、まるで「いないいないばあ」をするような独特の動きを見せる。
獅子は顎の裏に模様があり、正面から見るとそれをみせるように大きく点に向かって獅子頭を持ち上げる動きをする。
「練り返し」の際には最初は神様に背を向けているが、猩々の導きによって神様に顔を向け、本舞いにつながるという独特の舞いになっている(ステージで披露する際にはイベントバージョンと称して少し変えている)。
舞い手は赤の衣装で、囃子手は緑の衣装があるが、全員が交替で舞い手になるように赤の衣装で行うことが多い。

演目の見所

「フセ」という猩々が伏せる所作から、獅子が顎をあげ、あごの裏を見せるように舞う動く「練る」が独特のもの。獅子頭の顔にも注目してほしい。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:八頭町 教育委員会社会教育課 
住所:〒680-0601 八頭町北山63-1
TEL:0858-84-1232

参考資料

野津龍著:「因幡の獅子舞研究」 第一法規出版 (1993/11)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR因美線「河原駅」下車徒歩15分、バス近隣に停留所なし。車の場合鳥取南バイパス国道29号線→鳥取自動車道(無料区間)→鳥取南IC→国道53号線→片山(交差点)を左折し県道287号線。

駐車場

米岡集会所前に数台駐車スペースあり



保存団体について

団体名

米岡神社麒麟獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

学校などに関しては特になし。外部公演を積極的に行っている



外部公演について

外部公演の是非