CONTENTS
鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:倉吉市
高城牛追掛節
[ たかしろうしおいかけぶし ]

手塩にかけた愛牛との別れ  
哀歌に歩を進める親子牛

[ ジャンル:舞踊・盆踊り、唄・音楽 ]

芸能の由来・沿革

高城牛追掛節 vspace=
高城牛追掛節
豊臣秀吉が大阪城を築いていた時代、諸国から集められた人夫や牛が作業に疲れ果てた時、伯楽頭の孫四郎という男が歌を歌いながら牛を追った。それを聞いて皆、元気をとり戻したという説がある音頭風の唄。
高城牛追掛節は、伯耆大山の博労座で牛市の開催に伴い、牛売買がまとまった時の祝いや、牛を追って道行くときに歌われた。
昭和3年第三回郷土舞踊民謡大会が開かれた際、当時同地区で牛追いをうたえるのは一人の古老しかいなかった、そこで青年らが継承し、同大会への出演を果たした。
近年はステージに牛が登場し、田園風景を演出している。
 

動画アップロード

動画アップロード

 動画を再生する 動画を再生する


伝統芸能について

文化財指定

倉吉市指定無形民俗文化財 指定年:昭和53年5月23日

公演場所・時期

不定期:地区敬老会、音楽会、ほか各種企業イベントや大会に出演。
公演時期: 不定期

演目・時間

1ステージ、7分から8分。

演目詳細

牛の声と共に尺八の音色が響き、素朴な民謡が歌われる。
歌詞は牛との思い出や別れを惜しむ内容。
歌の途中、親牛と子牛が舞台袖から登場し、観客を楽しませながら歌い手の傍へ歩み寄る。
親牛、子牛には2名ずつが入り、前足・後ろ足を担当する。

演目の見所

歌の歌詞に込められた牛への愛情とステージでは演出として登場する牛のしぐさ。

演者配置図

 vspace=

ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:倉吉市 教育委員会文化財課
住所:〒682-8611 鳥取県倉吉市葵町722
TEL:0858-22-4419

参考資料

野津龍著:「鳥取県祭り歳時記」山陰放送 (1985/06) 倉吉市製作「倉吉市史」(1973) 「新編・倉吉市史」(1995/3)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

高城地区・・・JR山陰本線「下北条駅」下車、車で10分。バスの場合日ノ丸バス高城線「上福田橋」バス停留所下車。車の場合国道9号線→北条倉吉道路、国道313号線→県道34号線。

駐車場

会場によって異なる。



保存団体について

団体名

高城牛追掛節保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

音楽会、敬老会など地区の行事にも積極的に出演している。子役の募集には小学校に出かけて演じながら興味を持ってもらうよう、会員募集に努めている。



外部公演について

外部公演の是非