CONTENTS
鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
トップページ > 倭文神社大名行列

芸能の地域:倉吉市
倭文神社大名行列
[ しどりじんじゃだいみょうぎょうれつ ]

志津の里にエーヨイヤナー  
織物に感謝する春の例大祭

[ ジャンル:祭礼行列 ]

芸能の由来・沿革

倭文神社大名行列 vspace=
倭文神社大名行列
倭文神社大名行列は、倭文神社の春の例大祭に、その氏子によって奉納される神幸式の行事。
起源は不明だが、毎年春の例祭時に神輿渡し式が行われていたと伝わり、これが転化したものとされている。
江戸時代の終わりごろ羽熊・槍・鉄砲・弓などの用具を整え、大名行列の様式を取り入れたという。
明治15年(1882年)に拝殿建立を記念して後幸式を復活し、昭和13年(1938年)の県社昇格の内定決定に合わせ行列道具の充実が図られた。
所作等は関金大鳥居神社が手本となったといわれる。
 

動画アップロード

動画アップロード



伝統芸能について

文化財指定

倉吉市指定無形民俗文化財 指定年:平成23年6月7日

公演場所・時期

本来は4月19日が春の大祭日だったが、農作業の都合と見物客の見込める4月29日(昭和の日)となった。14時から神事が始まり、15時から30分ほど行列を行い、16時には終了。倭文神社から山田の御旅所まで。
公演時期: 4月

演目・時間

ひとつの行列内に「箱踏み」「子供」「奴」「対」と4種の踊りがあり、1パターンが15~20分。それを繰り返す。

演目詳細

行列は神輿行列の先触れとして神社境内から御旅所(御幸地)までの行進である。
その構成は、先払い(鼻高)1人、御旗(銘旗)1人、榊2人、小旗1人、先箱1人、【槍~旗負まで子供】槍2人、弓負4人、鉄砲6人、旗負5人、【奴以降大人】奴10人(立傘2人、台傘2人、小羽熊2人、大羽熊2人、対槍2人)の順で列を整えて並び、神輿を先導する。
行列舞は、先箱の「エーヨイヤナー」の掛け声で始まり、続く子供たちの「オーイ、オーイ」の掛け声とともに足で土を均す所作踊りである。
また太鼓、笛の音に合わせ青年の奴の5組10人が向かい合って、3~5回持ち物を投げ合い、受け渡し舞を繰り返す。
本来の行列人数は表記の通りだが、近年は少子化のため、簡素化している部分もある。

演目の見所

「対」が締めの踊りとなるが、動から静へと踊りが変わってくところ

演者配置図

 vspace=

ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名: 倉吉市 教育委員会文化財課
住所:〒682-8611 鳥取県倉吉市葵町722 
TEL:0858-22-4419

参考資料

「伯耆三ノ宮式内社旧県社倭文神社」(倭文神社発行)鳥取県教育委員会著「鳥取県の民俗芸能」(2005/03) 鳥取県立博物館著:「鳥取県の祭り・行事調査報告書」(2006/3)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR山陰本線「倉吉」駅から、日ノ丸バス北谷線、中野・大河内行きバス、「福本」バス停下車、徒歩30分。車の場合東伯・中山道路 国道9号線→県道44号線→県道151号線→県道50号線。

駐車場

倭文神社駐車場あり



保存団体について

団体名

倭文神社大名行列保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

学校行事としてではなく、任意で子供を神社に集め指導している。



外部公演について

外部公演の是非

要相談