芸能の地域:湯梨浜町
宇野三ツ星盆踊り
[ うのみつぼしぼんおどり ]

菅生澗善照寺から宇野に伝わる
素朴かつ格調高い盆踊り
[ ジャンル:舞踊・盆踊り ]
芸能の由来・沿革
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宇野三ツ星盆踊り |
漁業に頼って生活を営んできた宇野部落の心の拠り所は尾崎家が文化2年に建立したといわれる安楽寺、厚い信仰心で生活してきた。
こうした環境の中で自然発生的に浄土真宗の仏供養としての踊りが始められた。
踊りの原型となったのは、安楽寺八代目次男・大澄氏が養子先の兵庫県飾磨郡夢前町(現姫路市)菅生澗(すごうだに)の「善照寺」に養子に入り、里帰りした際に菅生澗地区で踊られていた踊りを伝えたといわれている。
近隣地域で踊られている三ツ星盆踊りとは違う独特な踊り方はそのためだと伝えられている。
昭和初期までは櫓の周りを3つの輪ができるほど盛んだった。その際、外側は「投げ出し」内側は「みつぼし」中の輪は「同人踊り」で同じ唄に合わせ踊られていた。戦争で途絶えた時期もあったが、昭和46年保存会の結成とともに復活した。
昭和58年、保存会として再現された踊りと盆唄を正式に「宇野三ツ星盆踊り」と決定した。

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伝統芸能について

文化財指定
湯梨浜町指定無形民俗文化財 指定年:昭和61年4月1日
公演場所・時期
毎年、8月13日~15日(18:30~20:30)安楽寺で開催される盆踊り大会で踊られる。
8月23日(踊りは30分、18:30~19:30ごろ)の地蔵盆には、平成の名水百選「宇野地蔵ダキ」で名水まつりが行われ、そこでも踊られる。
公演時期: 8月
8月23日(踊りは30分、18:30~19:30ごろ)の地蔵盆には、平成の名水百選「宇野地蔵ダキ」で名水まつりが行われ、そこでも踊られる。
公演時期: 8月
演目・時間
宇野三ツ星盆踊り唄1~6番まで、6分間(調整可能)。
演目詳細
男性大太鼓2名が中央に立ち太鼓を回りながら順番に叩く、女性の踊り手は大きな輪になって太鼓の周りを時計回りに踊る。踊り手のふりは、宇野集落を表現し、祖先を拝み、小山を眺め、海を眺め、沖より打ち寄せる波を表現している。
踊る手足の所作は静かに滑るように踊る。
唄は15番まであるが通常6番までを踊る。小3年生から大人まで地区内の幅広い年代が参加している。
踊る手足の所作は静かに滑るように踊る。
唄は15番まであるが通常6番までを踊る。小3年生から大人まで地区内の幅広い年代が参加している。
演目の見所
近郷の盆踊りと異なり、素朴な中にも格調ある独自な踊り方といわれている。
演者配置図
ホームページ
芸能団体活動報告
お問合せ先
組織名:湯梨浜町 教育委員会生涯学習・人権推進課
住所:〒682-0723 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字久留19-1
TEL:0858-35-5367
住所:〒682-0723 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字久留19-1
TEL:0858-35-5367
参考資料
宇野三ツ星盆踊り保存会製作「保存会結成40周年誌:宇野三ツ星盆踊り」およびDVD(2012/04) 羽合町史(1981/6)
交通アクセス

地図
アクセス(交通手段)
JR山陰本線「泊」駅下車、車で10分。バスの場合日本交通橋津線「宇野西口」バス停留所または「宇野東口バス停留所」下車(宇野地区)。車の場合山陰道国道9号線沿い。
駐車場
宇野地区公民館前駐車場(無料)
保存団体について

団体名
宇野三ツ星盆踊り保存会
保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み
旧盆・地蔵盆には地区役員・区民・帰省客・子供たちに浴衣を貸与し参加を募っている。保存会規約で伝承者を役員に位置付けて指導伝承につとめてもらう(会員から3名を指定)。平成14年にコミュニティ事業の助成を受けて宇野三ツ星盆踊り伝承普及会を立ち上げた。平成20年6月「宇野地蔵ダキ」が平成の名水百選に指定されたのを機に、地区の夏のイベントをまとめ「宇野の夏祭り」として、7月末の子供みこし、8月旧盆の盆踊り、8月23日の地蔵盆踊りを地区の取り組みとして始めた。
外部公演について

外部公演の是非
可
参加・体験
可
8月13~15日、23日の盆踊りは自由参加可能。
備考
