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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:湯梨浜町
湊神社祭礼行事
[ みなとじんじゃさいれいぎょうじ ]

かつては船御幸が行われた
港町橋津の神輿浜出し行列

[ ジャンル:祭礼行列 ]

芸能の由来・沿革

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湊神社祭礼行事
神幸行列は昭和20年代まで、榊、神輿、だんじりなどを船に乗せて、橋津の大橋から橋津川を下る船神幸だった。
正保2年、橋津に鳥取池田藩の藩倉が設置されて、湊神社に藩米輸送の安全と、五穀豊穣を祈願する「永代船神幸」が許可された時に始まったといわれる。
現在は船神幸はなくなっている。湊神社祭神は水戸神、速秋津彦命速秋津姫命、合祭、北野神菅原道實、少童神(わだつみのかみ)。860年頃からの古くからの神社で、例大祭は毎年10月に開催している。                                                                                              
 

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伝統芸能について

文化財指定

湯梨浜町指定無形民俗文化財 指定年:平成19年6月1日

公演場所・時期

湊神社例大祭。毎年10月初旬(当初は毎年10月10日に開催、現在は体育の日近辺ということになっている)。13時に湊神社を出発し町内練り歩きを行う。
公演時期: 10月

演目・時間

午後1時スタート。数時間にわたって練り歩かれる。

演目詳細

祭りの1週間前に帳固めの義(公民館に各班代表が集まり心をひとつに固めること)を行う。
祭り当日までは連日連夜準備・練習が地区全体で行われる。
当日の大名行列は榊、神輿、花車(だんじり)、鉾など共に行列する。
花車(だんじり)は、4人の男の子に女装させて乗り込ませる。これを「乗り子」という。
乗り子は太鼓を叩きながら歌を歌う。若衆が担ぎ上げながら練り歩く花車は、赤と青の2台あって『赤勝て!』、『青勝て!』と途中でもみ合いながら練り歩く。
花車に乗る男の子は地に足を付けられないため、降りるとき若衆に肩車をしてもらう。
その後に続く大名行列は、箒・面・獅子・弓・鉄砲・刀筒・御鷹・狭箱・小槍・白羽熊・対槍・立傘・大傘・大鳥毛・楽隊・神官の順になっている。行列の参加者は「ひーんさいなあ」「ああ、よいとまかせ」と声を掛け合いながら歩く。
神輿の浜出しは、神輿を担いだ人たちが一気に浜を走りおり海に入る。                                     

演目の見所

地域を挙げての祭礼。年齢を問わず一体となって参加しているさま、花車は珍しいと思う。なお、花車の上にはその年に乗る稚児たちが掲げる目標が一文字で描かれている。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:湯梨浜町 教育委員会生涯学習・人権推進課
住所:〒682-0723 鳥取県東伯郡湯梨浜町大字久留19-1 
TEL:0858-35-5367

参考資料

「国史現在郷社湊神社々記」(明治神社資料)  野津龍著:「鳥取県祭り歳時記」山陰放送 (1985/06)  写真集「橋津」 羽合町史・続編(1987/12) 鳥取県教育委員会著「鳥取県の民俗芸能」(2005/03) 鳥取県編「中山間地域における地域の宝・地域力事例集」(2010/04) 鳥取県立博物館著:「鳥取県の祭り・行事調査報告書」(2006/3)                      


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR山陰本線「青谷」駅下車徒歩10分。バスの場合日本交通橋津線「橋津東口」バス停留所下車、徒歩5分。 

駐車場

神社近隣には駐車場はないが、橋津地区内に(公民館・郵便局など)駐車し、行列を見ることは可能。



保存団体について

団体名

橋津 ふるさとの文化を守る会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

特に無し



外部公演について

外部公演の是非

不可