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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
下味野神社麒麟獅子舞
[ しもあじのじんじゃきりんししまい ]

県下一盛夏に舞う麒麟獅子  
能楽にならった優雅な舞

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

下味野神社麒麟獅子舞 vspace=
下味野神社麒麟獅子舞
江戸時代後期に始まったと推定されている(獅子頭の後頭部に「天保14年」の刻があることから)。天保の飢饉に際し、藩主より下賜されたものではないか、と思われる。舞い方を「権現流」としている。鳥取県の麒麟獅子舞のなかでは比較的歴史がある  
 

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伝統芸能について

文化財指定

鳥取市指定無形民俗文化財 指定年:平成10年4月21日

公演場所・時期

夏越祭(7月最終の土曜日)、夕刻の神楽の後 22時頃本舞いの奉納が行われる。その翌日の日曜日8時に拝殿前で本舞いを奉納した後、氏子宅で門舞を行う。
春祭り(3月第4日曜日)、午前8時に拝殿前で本舞いを奉納した後、門舞いを行う。
公演時期: 3月、7月

演目・時間

「本舞い」15分~20分、「門舞い」3分~5分

演目詳細

獅子は2人立ちで1体、猩々1名、座方は太鼓1名、鉦1名、笛1~3名で構成される。
舞は猩々の舞→獅子の舞の順に行われ、猩々の舞の途中で獅子の舞が始まる。舞い方は「権現流」。祭礼当日は拝殿前の広場でジグザグに三往復しながら舞っていく。
衣装は踊り手は全員が赤の上下、座方は全員が緑の上下を着用。頭には烏帽子に白いハチマキをまく。
「本舞い」は猩々が一連の動作で拝殿前まで動く(ばたりと倒れこむように棒を倒す→片足で飛び出し、もう片足で擦り寄る→立ち上がる動作を繰り返す)。その間獅子は拝殿前(鳥居付近)で待機。猩々の舞いが終わった後、獅子の舞いが行われる。獅子はジグザグに横跳び→練り→扇(蚊帳の後方を広げる)→数歩足踏みをして進む動作を繰り返しながら 拝殿前を三往復繰り返す。

演目の見所

各地の麒麟獅子の中ではゆったりとした動きであり、能楽を取り入れているため優雅に舞う獅子の姿を見学できる。獅子頭の顔は「歯」が大きく「にかっ」と笑ったような表情。猩々の面も口を開けて笑ったような表情をしているので怖いというより楽しい雰囲気を醸し出している。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

鳥取県教育委員会著「鳥取県の民俗芸能」(2005/03) 野津龍著「因幡の獅子舞研究」 第一法規出版 (1993/11)鳥取県教育委員会製作「鳥取県文化財調査報告書」第19集掲載 


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR鳥取駅より日の丸バス神戸・横枕線「下味野上」バス停留所下車、徒歩3分。車の場合、鳥取南バイパス(国道29号線)を岡山方面へ服部交差点より1.5km、川沿いの道へ入り、そのまま直進300m。

駐車場

神社には駐車場はないが、神社の横が下味野公民館になっていて、そこに数台駐車できるスペースはある。 
門舞いをする集落は基本的に道路は狭いので路上駐車もNG



保存団体について

団体名

下味野神社獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

近隣の美和小学校の校外学習で下味野神社の麒麟獅子舞を見学させ、本人たちの「秋の発表会」で行いたいという希望に添って、指導に出向いた。 



外部公演について

外部公演の是非