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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:岩美町
岩井御湯神社麒麟獅子舞
[ いわいみゆじんじゃきりんししまい ]

岩美町岩井で伝承される
子供による麒麟獅子舞

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

岩井御湯神社麒麟獅子舞 vspace=
岩井御湯神社麒麟獅子舞
岩井御湯神社麒麟獅子舞は、3月に開催される岩井御湯神社の春祭り初午に奉納するのが習いで、その時氏子の家を一軒一軒回り、獅子に頭を噛んでもらい、無病息災を祈る。獅子は酒の大好きな想像上の霊獣・猩々(しょうじょう)に導かれながら舞うのが通例である。
歴史的には、江戸時代の初期、慶安3年(1650年)に鳥取の初代藩主・池田光仲が、徳川家康を祭った日光東照宮の御神霊を鳥取の樗谿に持ってこられ、鳥取東照宮(樗谿神社)を建立した際、権現祭の行列で舞われたのが始まりと言われている。
平成15年4月、岩井地区伝統文化子ども教室設立と同時に岩井御湯神社麒麟獅子舞教室が立ち上げられた。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

毎年3月、岩井御湯神社(正確には御湯神社境内稲荷神社)の春祭り初午に奉納、その他、毎年7月の岩井地区各施設納涼祭、岩美町主催の東京武蔵野市交流会など。
公演時期: 3月、不定期

演目・時間

ステージ用の舞16分。調整可能。

演目詳細

獅子2名、猩々1名、太鼓1名、鉦1名、笛1名、交代メンバー2名を1組とし、氏子廻りでは新旧2頭の獅子を用い、2組で分担してまわる。獅子の衣装は赤の上下(以前は上は白シャツであった)、赤の袴に脚絆をつけ、白足袋に草鞋履き。蚊帳は赤で背中に黒い線があり、前後に幣を付ける。神楽獅子の頭は金色だが、古い頭は赤黒い。猩々は赤の面に後ろ毛をつけ、上下赤の衣装に白足袋と草鞋を履く。赤い棒と瓢箪を持っている。囃子の衣装は太鼓が白丁の上下。鉦は白シャツに赤い袴で草鞋を履く。笛は紫の羽織袴を纏い、烏帽子をつける場合もある。
舞いは猩々が獅子の前に立ち、太鼓の音を合図に、持っている棒の手の位置に頭を横にし、腰を左右にひねりつつ、徐々に沈みながら立ち上がる所作で獅子の回りを1周しながら7回行う。所作の回数は長短で調整されるが奇数回でなければならない。その間、獅子は猩々が回る中心で舞う。獅子の舞方は「地舞」「中舞」「本舞」の流れで行う。
【地舞】「あいさつ」をして右足を上げ、左右に3回向いて下がり、立ち上がる。
【中舞】「地舞」に続き、反対向きに左右に5回下がる。
【本舞】「地舞」「中舞」に続き、7回下がった後、最後に「地舞」をし、前にいる猩々の真横まで進んで行き、終わり。

演目の見所

毎月熱心に練習する子どもたちの舞は貴重で、且つ、厳かで迫力ある獅子舞。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:岩美町 教育委員会生涯学習係
住所:〒681-8501 鳥取県岩美郡岩美町浦富675-1
TEL:0857-73-1302

参考資料

なし


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

岩井御湯神社はJR山陰本線「岩美」駅下車、車で5分。バスの場合、岩井線「御湯神社入り口」バス停留所下車、徒歩3~4分。車の場合、国道9号線(兵庫方面)の岩井温泉付近を左折してすぐ。

駐車場

参道(階段)前に駐車場、旧岩井小学校グラウンドに駐車可



保存団体について

団体名

岩井地区伝統文化子ども教室 



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

県外含む外部イベントに積極的に参加し、練習の成果を発表するとともに、鳥取県や岩美町のPRに取り組んでいる。また、近隣の小学校や公民館を通して教室生の募集を行っている。



外部公演について

外部公演の是非