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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:江府町
下蚊屋の荒神神楽
[ さがりかやのこうじんかぐら ]

県下唯一の県指定文化財神楽  
備中系を伝承する下蚊屋明神社

[ ジャンル:神楽 ]

芸能の由来・沿革

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下蚊屋の荒神神楽
江戸時代末期に、下蚊屋集落と隣接する美作・備中地方との交流の中で備中神楽として伝わった。
下蚊屋集落に住む「木地師」によって神楽面が作られ、農閑期の伝統芸能として定着した。
明治期に入り集落の小椋清氏を中心とした青年層によって社中が結成され、下蚊屋の郷土芸能「下蚊屋の荒神神楽」として確立した。
祖先から伝わる宝刀二振と手鏡三個を売り払い、神楽の衣装や道具を買い求め、師匠と台本を備中に求めたという。
江府町内にはいくつかの社中があったが現在は精力的な活動はしていない。
茅葺職人が江府町滞在中伝えたともいわれる(話者談)
スサノオの衣装は修繕なし40年近く使用しており鳥取県内で最も古い神楽といわれる。    
 

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伝統芸能について

文化財指定

鳥取県指定無形民俗文化財 指定年:昭和49年10月18日

公演場所・時期

定期公演はなし。イベント等依頼があれば公演を行う。
公演時期: 不定期

演目・時間

外部公演の場合(1)「神おろし」(2)「杵築」(3)「八重垣」20分程度 

演目詳細

娯楽の要素を多く含んだ神楽舞。
依頼によって様々だが、必ず神おろしの神事から始まる。
舞台の一角に祭壇を設けるのはそのためであり、舞台そのものも神おろしの都合により造られる。
神官のようないでたちの神楽太夫が数人で神事を行うと「猿田彦の舞」など神事色の濃い舞踊を2、3番舞う、続いて演じられる「神能」のいくつかは荒神神楽の中心演目であり、「杵築」と「八重垣」はその双璧。
名高い出雲神話を題材にしており、わかりやすく演劇的な構成になっている。
20分程度の場合、神おろしは行わない。
大蛇・・・・素戔嗚尊が二頭の大蛇を退治する演目。
会場にもよるが、花火や発煙筒を使った演出はできる限り行うようにしてい

演目の見所

煙や花火を使った演出

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:江府町 社会教育課
住所:〒689-4401 鳥取県日野郡江府町大字江尾475 
TEL:0859-75-2005

参考資料

野津龍著:「鳥取県祭り歳時記」山陰放送 (1985/06) 
鳥取県教育委員会製作「鳥取県文化財調査報告書」第12集掲載 
四宮守正著:「日本の民俗・鳥取」(1972/9) 
新修江府町誌(2008/6)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

無し

駐車場

無し



保存団体について

団体名

下蚊屋の荒神神楽保存会 明神社(みょうじんしゃ)



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

年に一度、江府小学校の4年生が総合学習として神楽殿を訪れ体験学習する



外部公演について

外部公演の是非