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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:倉吉市
関金子供歌舞伎
[ せきがねこどもかぶき ]

里見忠義終焉の地関金で  
子ども八犬士が名乗りを挙げる

[ ジャンル:舞台芸 ]

芸能の由来・沿革

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関金子供歌舞伎
昭和60年、関金町の未来を考える会として未来塾が発足した。
この会が中心になり地域活性化のため、地元の歴史的資源の見直しを行った。
関金町堀は、無実の罪で伯耆の国倉吉の地に左遷された安房国館山城主里見忠義公の終焉の地であることから、その霊を慰めるため、昭和61年10月6日に「里見まつり」が始まった。
当初、演目は太鼓のみであったが、2年目に議員による歌舞伎が行われた。それまでにこの地域に歌舞伎の伝承はなかったが、歌舞伎に造詣の深い石田紀人氏(故人)が脚本などを書き指導にあたった。
その後、石田氏の子供に伝承していきたいという意向から小学生への伝承を検討。関金小学校には関金御幸行列を通して伝統芸能に触れる機会があったため、伝統芸能の活動がなかった山守小学校で指導をすることにした。
関金子供歌舞伎は第3回目(昭和63年)から山守小学校児童が演じ26回の歴史を刻む。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

毎年9月第1日曜日開催の「関金里見まつり」で公演。14時~17時20分頃終了。関金子供歌舞伎は毎年大トリ(平成25年は16時40分登場もその年ごとに要確認)場所は関金町の山守小学校体育館。
公演時期: 9月

演目・時間

「里見八犬士堀村館勢揃いの場」1回の上演、約40分程度。

演目詳細

犬塚信乃(戌孝)・犬飼現八(信道)・犬田小文吾(悌順) 犬川荘助(義任)・犬山道節(忠与)・犬坂毛野(胤智)・犬村大角(礼儀)・犬江新兵衛(仁)の八犬士と里見伏姫・口上・化け猫・田楽踊りが数名・黒子のスタッフが手助けをしながら進んでいく。
田楽踊りは必ず披露されるが、化け猫などはその時の出演者数に応じて省略されたり、保護者が演じることもある。
最初に口上が配役を紹介した後、八犬士がそれぞれ自分の生い立ちなどを語っていく。
それぞれが語るセリフの内容に合わせて演出が加えられ、道節の名乗りでは蜘蛛の糸を広げ、田楽の一座を組む毛野の際には田楽踊りが登場しキツネの面などを被りながら舞いを披露、大角の名乗りの際は化け猫が登場し大角に切られる。
最後に八犬士の親である伏姫が登場しフィナーレに向かう。
それぞれの服装やメイクなども子供ながらに立派ないでたちで楽しませてくれるが、セリフやストーリーを通じて滝沢馬琴の教えやメッセージ(仁義八行の玉にある「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」)が組み込まれている。

演目の見所

全部が見所といいたいところだが、歌舞伎を好きな子、嫌いな子、上手な子、下手な子といろいろな子供がいながら、それぞれが大きな声ではっきりとセリフを言って一生懸命やっている姿を見てもらいたい。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:倉吉市 教育委員会文化財課 
住所:〒682-8611 鳥取県倉吉市葵町722 
TEL:0858-22-4419


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

最寄駅はJR山陰本線「倉吉」駅。日交バス関金線「山守小学校前」下車、徒歩1分。

駐車場

山守小学校の校庭を臨時駐車場にする。



保存団体について

団体名

関金子供歌舞伎保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

他の外部指導なし。新規募集活動もなし(山守小学校6年生のカリキュラムとして協力してもらっている)。



外部公演について

外部公演の是非

参加・体験

不可