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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
三谷手踊り
[ みたにておどり ]

八頭に残る河原三谷の踊りを復活  
足踏み鳴らし鼓舞する男踊り

[ ジャンル:舞踊・盆踊り ]

芸能の由来・沿革

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三谷手踊り
明治時代から三谷に伝わる盆踊りは、毎年初盆の家を踊っていた。戦後の踊り手不足により一時途絶え、その後復活するも、就職、進学、歌い手の高齢化等により昭和40年代に再び途絶えてしまった。
三谷手踊りを復活させ保存継承していきたいという想いはあったが、平成に入っては誰も踊りや歌を覚えていなかった。
ところが幸いにも戦前に八頭町大江に三谷の盆踊りが伝わっていて、現在でも盛んに踊られていることを知り、大江の保存会快諾の上、三谷から大江に出向いていき教わることになる。
毎週2日の練習を1年間行い、平成22年、40年ぶりに三谷の盆踊りを復活した。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

【盆踊り】
8月14日、16時より初盆宅の供養で1件あたり30分、戸数にもよるがおよそ2時間程度
【定期公演】
8月第一土曜日(H25/8/3)、河原町あゆ祭に18時より出演。場所は出合橋近くの千代川河川敷、千代川袋河原広場
7月最終土曜日(H25/7/27)、いきいき国英納涼祭に18時より出演。場所は国英地区公民館
公演時期: 7月、8月

演目・時間

【手踊り】「作州心中」「草津節」「浪曲」「大黒舞」、【手笠踊り】「貝がら節」「安来節」、それぞれ1曲あたり3分ほど

演目詳細

歌い手・囃子は3名で交代する。踊り手は16名ほどで合いの手も兼ねる。
以前は楽器が用いられたこともあったが、現在は使用していない。
踊り手の衣装は義士装束に黒ソックス、水色鉢巻をして襷がけとなる。踊り手は以前は女性もいたというが、現在はすべて男性で踊る。踊りは皆同じ踊りなので、「因幡の傘踊り」のような対踊りがなく、踊り手の人数は奇数でも可能となっており、隊形もステージの広さや人数などにより列を増やしたりする。
その場で回転などはあるが、基本的に大きな移動はない踊り。振り付けは曲ごとに異なる。供養の踊りなので優しい雰囲気であるが、男おどりの力強い面も持つ。
また、手の先を返したりする際に目線は手の先にやるなど、所作の特徴がある。

演目の見所

踊り手の人数の多さと男らしい鼓舞するような踊りの雰囲気。床を踏み鳴らして踊りに調子をつける。また手笠も長柄傘にはない魅力があると思う。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市 教育委員会文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

八頭郷土文化研究会著:「新編八頭郡誌・八頭郡のくらしと民俗」(1996/5)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

【河原町あゆ祭】JR因美線「河原」駅が最寄駅。バスは散岐線・西郷線「河原口」バス停下車、徒歩2~3分

駐車場

【河原町あゆ祭】千代川袋河原広場周辺河川敷が駐車場となる



保存団体について

団体名

三谷盆踊り保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

学校などへの指導歴はなし。新規募集は地区の人に参加してもらうよう呼びかけている。



外部公演について

外部公演の是非

参加・体験