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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:鳥取市
志加奴神社・城山神社獅子舞
[ しかぬ・しろやまじんじゃししまい ]

鹿野の二社大祭にわたる  
猩々の舞いを伴う神楽獅子

[ ジャンル:神楽獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

志加奴・城山神社獅子舞 vspace=
志加奴・城山神社獅子舞
城山神社祭礼行事(鹿野祭)は亀井氏の津和野へのお国替え以来、次第にすたれていったものの、1812(文化9)年5月東庄屋藤右衛門・西庄屋栄助・神主飯田筑前守の連名で、鹿野祭再興の願書が因州藩に提出された。藩では翌1813(文化10)年2月19日、神主飯田筑前守を呼び出し祭再興を許可することを伝達している。話者・椿勉さんによれば450年ほど前には行われていたとのこと。
 

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伝統芸能について

文化財指定

鳥取県無形民俗文化財 指定年:昭和34年12月25日

公演場所・時期

【城山神社】4月15日より前の日曜日(H25/4/14)、城山神社および神幸行列。宵祭りは18時~22時、城山神社から御旅所にて。本祭りは11時~23時、御旅所から御神事場(ともに開催ごとに変わる)にて。
【志加奴神社】4月22日に近い日曜日(H25/4/21)、13~14時より志加奴神社にて。
公演時期: 4月

演目・時間

「本舞い」が20~30分。行列では終始舞う。その他、「御神事舞い」「宿舞い」などがあるというが詳しくはわからない。

演目詳細

【城山神社】京都の祇園祭を模したといわれる城山神社祭礼は、加治町の太鼓・笛・榊、大工町の屋台「玄武」、紺屋町の幟差し、山根町の屋台「朱雀」、下町の屋台「二転門」、上町の太鼓・笛・獅子・猩々・屋台「青龍」、殿町の御神輿、神官、後供の順に行列が進行し、上町のところで志加奴・城山神社獅子舞が行われる。また宵祭りの際、城山神社での奉納舞、本祭りの御神事場でも獅子舞が行われる。
【志加奴神社】祭礼当日拝殿前でお祓いを受け、石段を下りて瑞穂地区南部の氏子集落や家を廻り、振舞酒を馳走になる。練り歩いて一巡後、志加奴神社前の河内川河川敷の神事場に戻り、神主の神事を受けた後、石段を上がり神輿倉に納めて終わる。練り歩くのに先導役の裁料人と獅子舞が清めて廻る。現在は隔年毎の獅子舞のみが続けられている。
【獅子舞詳細】構成は獅子2名、猩々1名、太鼓1名、笛7~8名、獅子頭は神楽獅子で赤の着物に赤の蚊帳。猩々は赤の着物に赤い髪で幣のついた棒を持つ。なお瓢箪は持たない。座方の衣装はかすりの着物に上着として羽織を着る。演目は太鼓の合図で始まり、笛が鳴ると猩々が動きだし、それに導かれ獅子が舞い始める。獅子の舞い方は比較的ゆっくりとしたものである。猩々は白い花房のような御幣を付けた六尺棒を持ち、これで天地左右を払い、片足を大きく上げて跳躍するような所作をするその派手に飛ぶような姿勢をみせるところに特徴がある。

演目の見所

獅子頭を下に向けていき、蚊帳を広げるところ。また、獅子が飛び、猩々が横切るなど、獅子と猩々のやりとりが見所。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市 教育委員会文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

『鳥取県祭り歳時記』(野津龍) (株)郷土出版社著:「鳥取・岩美・八頭ふるさと大百科」(2008/7)鹿野町誌(1995/5)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

【城山神社】城山神社は、JR浜村駅からバス鹿野線で20分、「立町」バス停下車、徒歩5分。
【志加奴神社】JR山陰本線「浜村」もしくは「宝木」駅が最寄。気高循環バス瑞穂鹿野線・瑞穂上光線「上宿」バス停下車。徒歩5分。

駐車場

【城山神社】鹿野町総合支所、鹿野町農業者トレーニングセンターに駐車場はあるが、祭り用の駐車許可はない。
【志加奴神社】宮の神主さん宅近くに駐車スペースあり



保存団体について

団体名

志加奴・城山神社獅子舞上町保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

無し



外部公演について

外部公演の是非

不可