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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
服部神社獅子舞
[ はっとりじんじゃきりんししまい ]

千代川の恵み豊かな服部で  
初午・春・夏・秋と年四度の舞

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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服部神社獅子舞
鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現:鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。
服部の獅子舞は、古海地区にある「八幡神社」の舞を習ったのが始まりと言われている。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

服部神社例祭を基本としている。
1)3月の第1日曜日の神社の例祭である「初午」に併せて、服部神社で本舞・門舞いを行い、服部・野寺の各家を獅子を門舞いを行う(約70軒)。前日は、21時ごろから「宵宮」として本舞・門舞いを行う。
2)4月29日(みどりの日)の「春祭り」には、初午と同じことを行う。近年は、春祭りには「はまゆう」の入所者の皆さんにも本舞を披露している。(所要時間は約5時間)
3)6月の下旬に行われる「夏祭り」、10月の初旬に行われる「秋祭り」には前日に「宵宮」を行っている。この日は神社のみの舞いになる。
公演時期: 3月、4月、6月、10月

演目・時間

本舞は約15分。門舞いは約2分。

演目詳細

中国の伝説上の聖獣である「麒麟」をモチーフにした1本の角を持つ獅子頭に赤のかや(正絹)で胴体をつくり、頭と尾の部分に2人が入って舞う。
 本舞は、獅子が玄関に背を向けて始まり、猩猩(しょうじょう:赤い顔をした猿のような架空の動物)が獅子を玄関の方向へ誘う。獅子は猩猩に誘われて玄関の方向に向くと、最後まで玄関の方向に角を向けて舞う。

演目の見所

静かな立ち上がりから、リズミカルな舞へと変化し、最後は静かに終わる。鐘の音で猩猩が動いて止まり、太鼓の音で獅子が動いて止まる。獅子の足は曲げ広げの際前後がそろった動きをする。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

野津龍著:「因幡の獅子舞研究」 第一法規出版 (1993/11)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

鳥取駅から南へ約3km。鳥取駅からは「長谷」・「神戸」・「横枕」行きのバスに乗って約10分「服部」下車。車の場合国道29号線と県道42号線(鳥取河原線)が交差する「服部交差点」から南へ約200メートル。

駐車場

公民館・神社等の公共施設に駐車場はなく、服部地区の中央にある作業場近くの駐車場を使用



保存団体について

団体名

服部神社獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

服部の獅子舞について、当地区以外で舞ったのは10年ほど前に「獅子舞フェスティバル」(鳥取県東部で麒麟獅子を舞っている地域が一堂に集まったフェスティバル)の参加を要請されて出演したのが初めての外部での獅子舞だった。現在はほとんど外部公演は行っていない。



外部公演について

外部公演の是非




備考

備考

H25.1~H26.12代表 西山 豊美
H26.1~H27.12代表 依藤 哲