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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
小原神社獅子舞
[ おばらじんじゃししまい ]

河原町の雌雄の獅子  虫を呼びよせ喰い祓う

[ ジャンル:神楽獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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小原神社獅子舞
氏子の西田喜代治 氏(大正十四年生)によると、「当地区の獅子舞は、伊勢の大神楽から習ったという伝えがあり、『ヒツ』と称する長持の中には『安政七年」の文字が見える」という。また、小型の神楽獅子の頭と、猩々面と、鉦があったといわれているが、現在は行方不明である。「虫喰い」の舞は、獅子が土中の悪い虫を食べて清める舞ともいわれ、因幡地方には当地区だけにある。そして、河原町北村の神楽獅子が雄で、当社の神楽獅子が雌であるともいわれている。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

10月第4日曜日、朝9:30に神社でお祓いをしてもらい、そこで「鈴」「剣」「乱獅子」「虫喰い」を連続させた「本舞」を舞う。50軒の氏子宅に「宰領」が4つのうちの1つを選んで門付けさせる。ただし、1、獅子宿にあてられた小河内公民館の前の職の場所、2、梶並社(漆原権現ともいうが、ここには八幡社や三宝荒神も合祀されている、3、谷口権現、4、名月大明神、5、新田地区の山の神の5か所には、前記4つの舞を合わせた「本舞」を舞い、最後に神社でもう一度「本舞」を舞って終わる。
公演時期: 10月

演目・時間

本舞 :25分

演目詳細

衣装は宰領が青い服で獅子が緑、囃子が黄土色を着る。また榊は白い服を着ている。獅子は4名で演目中は2名で舞う。囃子は笛4名、太鼓1名で笛はそれぞれ四方を示す役割も兼ねている。「鈴」で悪い虫をおびき寄せ、「剣」で切って痛めつける。「乱獅子」で弱らせ「虫喰い」で悪い虫を食べる。「鈴」と「剣」はそれぞれ採り物に鈴か剣を持つが、後ろ役は蚊帳の外に出て蚊帳の先端を持って舞う。昔は「前どり」という少年の簓摺りが出たという。

演目の見所

「剣」の流れるような動きと「乱獅子」の激しい踊り。

演者配置図

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ホームページ

お問合せ先

組織名:鳥取市 教育委員会文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

野津龍著:「因幡の獅子舞調査録」  (H9/7)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

鳥取駅より日の丸バスまたは鳥取市バスで西郷・散岐線神馬バス停留所下車し徒歩3分。

駐車場

神社横に10代程度駐車可能。



保存団体について

団体名

小河内小原神社獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

村の人への声掛け。



外部公演について

外部公演の是非

参加・体験

不可