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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
服部神社麒麟獅子舞
[ はっとりじんじゃきりんししまい ]

静かにそしてゆったりと
地を這うように舞う眠り獅子

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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服部神社麒麟獅子舞
鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。舞い方は「権現流(東照宮のことを権現さんという)」。
時代考証は定かではないが、明治時代にはすでに舞われていたと思われる。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

初午祭(3月第1日曜H25/3/3)、春祭(4月22日)、夏祭(6月第3日曜H25/6/16)、秋祭(10月第1日曜H25/10/6)。獅子舞は春祭りのみ行う。宵宮(夜間)と当日の午前中は服部神社拝殿で舞い、その後各氏子宅(90軒)を廻る。
公演時期: 4月

演目・時間

宵宮・本舞い・・・各20分、門舞い・・・1軒あたり5分。

演目詳細

猩々1名、獅子2名、座方(太鼓、鉦)1名ずつ。笛は昔はあったが現在はなくなってしまった。
笛の楽譜なども残ってはいない。
猩々と獅子の衣装は同じ赤色の衣装。座方は格子柄の着物に緑色の袴。獅子の蚊帳は赤色。
猩々は面をつけているだけで他地区のような髪の毛のようなものは被っていない。
獅子の動きは「眠り獅子」のように、地を這うようにゆったりと動く。
(獅子頭も目が閉じているのでまるでねぼけているようにも見える)
門舞いの際は、猩々は踊らず面も手に持ち獅子の前を歩く程度、獅子のみが舞うスタイルになる。

演目の見所

その場から獅子はほとんど動かず、2、3歩の間で練返しなどを行う。眠り獅子の舞い

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL: 0857-30-8421

参考資料

福部村作成ビデオ:「郷土の伝承行事福部村」福部村むらづくり運動推進協議会(2003)野津龍著:「因幡の獅子舞研究」 第一法規出版 (1993/11)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR「福部」駅より路線バス「中海士」又は「海士」で下車、徒歩5分。車の場合山陰道、国道9号線を岩美町方面へ。

駐車場

神社前の空き地に数台駐車可能 そのほか、海士消防ポンプ格納庫前に出しいれの邪魔にならない台数のみ駐車可能



保存団体について

団体名

服部神社祭礼保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

特に無し(以前、海士地区に保育所があったころは祭りも平日だったため保育所まで行き、披露していたが現在は土日の祭礼なのと、海士地区に保育所はなくなったので行っていない)



外部公演について

外部公演の是非