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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:鳥取市
釜口神社・太田神社麒麟獅子舞
[ かまのくちししまい ]

釜口は黙り獅子  
舞中に決して口を開けず

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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釜口獅子舞
鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。舞い方は「権現流(東照宮のことを権現さんという)」。  
釜口獅子舞について由来など詳しくはわからないが、話者によれば大正時代にはすでに行われていたと思われる。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

4月19日の前の日曜日(H25/4/14)6時半から釜口公民館でお神酒をいただき、6時45分から7時くらいに釜口神社にて本舞い、太田神社に移動し本舞いの後、六日市、釜口部落全体を氏子廻り。17時半~18時くらいに終了。
公演時期: 4月

演目・時間

「本舞」5分、「かたづけ」2分(氏子廻り用)。おめでたいことがあった家など、氏子の希望があれば氏子廻りでも本舞いを行う

演目詳細

獅子2名、猩々1名、太鼓1名、鉦1名、残り1~4名が笛の構成。猩々の服装は赤の上下に赤の面、赤の髪、赤い棒と瓢箪を持ち、白足袋に草鞋履き。獅子と座方は同じ服装で、白足袋に草鞋履きで赤の袴に白の羽織を着る。
また獅子の蚊帳はオレンジ色の幣がついたものである。
演目はまず猩々が獅子の前を左右に3度横切り、獅子は猩々に合わせ頭を向けていく。ここで猩々が脇にはけると、獅子は「かたづけ」の舞いに入る。
左前、右前、正面と進んでいき、再度左右に下がっていった後、もう一度左前、右前、正面と進み、最後に立ち上がる所作となる。「かたづけ」が終わると、左まわりに後ろを向いて下がっていき、また前に戻ってくる。
今度は右回りに後ろを向いて下がって、前に戻って最後に立ち上がる。その後「かたづけ」をもう一度舞い、終了となる。頭が重いため、基本的にはゆっくりとした舞いである。また、舞いの最中に獅子の口を開けてはならないという習わしがあるのも特徴的である。

演目の見所

「かたづけ」で前に出ていく際、拝殿(玄関)に向かっていき、一度止まるところ。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課 
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

野津龍著:「因幡の獅子舞研究」 第一法規出版 (1993/11)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR因美線「国英」駅から徒歩5分ほど。日ノ丸バス佐治・智頭線「釜ノ口」バス停下車徒歩3、4分。車の場合、鳥取自動車道河原IC→国道53号線→左折捨て釜口地区内奥

駐車場

無し



保存団体について

団体名

釜口獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

新規募集は地区の20歳になるものに声を掛ける程度



外部公演について

外部公演の是非

不可