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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会

芸能の地域:鳥取市
屋住獅子舞
[ やずみししまい ]

犬山神社に舞う屋住獅子  
ニューヨークでも披露された足折り

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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屋住獅子舞
鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。
屋住獅子舞は宇倍神社の流れをくみ、同神社から習い伝えられた。
また別府地区や智頭の一部の獅子舞は屋住が教えたとのこと。70年前にはすでに舞われていたそうで、一時期獅子舞が途切れた時期もあったとのことだが、40~50年前から復活した。
 

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伝統芸能について

公演場所・時期

4月第1日曜日(H25/4/7)、村の荒神さんで舞い、犬山神社奉納後、氏子廻り。朝8時~17時ごろまで。宵宮は前日土曜20時。
公演時期: 4月

演目・時間

10~15分。基本的に舞い方は1つだが、体力的なものを考慮し、簡素化した舞い方はあるという。

演目詳細

獅子舞2名、猩々1名、太鼓1名、鉦1名、笛は5~15名でできるだけ多くの人数をあてている。
獅子舞は赤の袴に脚絆をつけ、白足袋に草鞋を履く。蚊帳の色は赤。猩々は上下とも赤の衣装を纏い、赤い髪に赤い面をつけ、棒と瓢箪を持つ。
座方は赤の袴だが、各自半纏を羽織る。舞い方は猩々が獅子を起こすために、左右に7回動いて導く。
獅子は最初にトントンと前に踏み出すくらいで、動きに大きな移動はなく、猩々に従い左右に5回頭を向けてから本舞いに入る。その場で頭を下げたり、蚊帳を広げたりをする舞いなどを含め、基本的にはゆっくりとした低い体勢で舞われる。

演目の見所

片足の膝を折り、もう片方の足を伸ばして、「足折り」と呼ばれる低い体勢をとるところが見所。

演者配置図

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ホームページ

芸能団体活動報告

お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

野津龍著:「因幡の獅子舞研究」 第一法規出版 (1993/11)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR因美線「因幡社」駅、日ノ丸バス佐治・智頭線「社駅前」バス停。集落までは車で5分。徒歩だと30分くらい。車の場合、鳥取自動車道用瀬インター→県道49号線→鷹守駅交差点を右折→県道53号線→右に折れる

駐車場

無し



保存団体について

団体名

屋住獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

無し



外部公演について

外部公演の是非