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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:鳥取市
口佐治神社の獅子舞
[ くちさじじんじゃのししまい ]

県下でも独特な神楽獅子  
ささらが寝獅子の目を覚ます

[ ジャンル:神楽獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

口佐治神社の獅子舞風景(下の拝殿) vspace=
口佐治神社の獅子舞風景(下の拝殿)
この獅子舞の源流が「伊勢大神楽」にみられ、「加藤孫太夫」一座により伝授されたと伝えられる。「伊勢大神楽」とは、伊勢神宮のお使いとして悪魔退散のお祓いをしながら全国を巡業した神楽獅子である。
鳥取市佐治町に伝えられたものは、本来の「伊勢大神楽」そのものではないが、「伊勢大神楽」が地方に伝播していく過程を知るうえでその価値は高い。鳥取市佐治町の獅子舞は「伊勢大神楽」の影響が強く、他の県内の神楽獅子とは異なっている点が多い。
 

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伝統芸能について

文化財指定

鳥取県指定無形民俗文化財 指定年:平成9年2月28日

公演場所・時期

本来の例祭日4月15日、それに近い前の日曜日(H25/4/14)、9時30分~10時ごろ開始。口佐治神社の上の拝殿、下の拝殿、集落の各所6カ所(集会所など)、下根弘さん宅の計9カ所。
公演時期: 4月

演目・時間

「平獅子の舞」「寝獅子の舞」「剣の舞」、各5~7分

演目詳細

獅子2名、ささら(猩々にあたる)1名(子供)、神主1名(子供)、笛4名、長持(太鼓)2名。ちなみに以前は「じじ・ばば」と呼ばれ、お清めを行う長老の役割が存在したが、現在は地祭りなので出演はない。
神楽獅子で獅子役は黄緑の袴を履き、蚊帳は紺・白・青の染め分けがある。ささらは黄色の着物で青の頭巾を被り、天狗の面を後ろ向きにつける。竹の棒と凹凸のある棒を持ち、こすって音を出す。
座方は黒の和服。長持は前後に太鼓がついており、担ぎ手2名がそれを叩く。「平獅子の舞」は左右の動きからささら役の子供に噛みつき、子供に扇子で叩かれるとひるむような動きを見せ、円を描くように1周まわる。
「寝獅子の舞」ではまわった後、ゴザに寝て、ささらが目を覚まさせると起き上がってまた踊る。「剣の舞」では神主が祝詞を読み、獅子が剣と幣を持って、東西南北を切って清める舞いを行い、最後に通常の舞いで終わる。
なお、神社上の拝殿では2種「平獅子の舞」「剣の舞」の舞いが行われ、下の拝殿でも同様。集落5カ所では「平獅子の舞」、集会所では「平獅子の舞」「剣の舞」「寝獅子の舞」、下根弘宅では「寝獅子の舞」のみが行われる。

演目の見所

獅子がささら(子供)に飛んで噛みつくところ(「ひや」と掛け声あり)。寝獅子の舞で獅子がまるで本当に生きているかのようみせる寝たり、起きたりの仕草。

演者配置図

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お問合せ先

組織名:鳥取市教育委員会 文化財課 
住所:〒680-8571 鳥取市幸町71番地(5階)
TEL:0857-30-8421

参考資料

古市部落誌、鳥取県教育委員会製作「鳥取県文化財調査報告書」第19集掲載、鳥取県教育委員会著「鳥取県の民俗芸能」(2005/03)、第52回中国四国ブロック民俗芸能大会記録集」(2010/03)、CNインターボイス映像(2012)八頭郷土文化研究会著:「新編八頭郡誌・八頭郡のくらしと民俗」(1996/5) 佐治村誌(1987)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

JR因美線「用瀬駅」、日ノ丸バス佐治線「古市」バス停下車。車の場合、智頭・用瀬方面に向かって国道53号線→用瀬橋(交差点) を右折し国道482号線。

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団体名

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会員外へ向けての取り組み

無し



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