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鳥取伝統芸能アーカイブス
運営主体/NPO法人プロデュース・ハレ
監修/鳥取県教育委員会
協力/鳥取県内各市町村教育委員会
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芸能の地域:八頭町
澤神社麒麟獅子舞(澤神社麒麟獅子舞保存会)
[ さわじんじゃのきりんししまい ]

無数の小幣が背に並ぶ
光仲の寝具で作った大蚊帳  

[ ジャンル:麒麟獅子舞 ]

芸能の由来・沿革

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澤神社の麒麟獅子舞
江戸時代初期、慶安3年(1650年)に鳥取藩の初代藩主・池田光仲が、徳川家康を祭った日光東照宮の御神霊を持ち帰り、鳥取東照宮の建立の際に舞ったのが始まりといわれている。鳥取県の東部(因幡地方)と兵庫県の北部の一部に伝わる。
澤神社の麒麟獅子舞はいつどこで伝授されたか、由来は不明。
当時才代地区の中村家には初代鳥取藩主池田公ゆかりの獅子の蚊帳があったとされている。(蚊帳は昭和20年代に処分)
 

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伝統芸能について

文化財指定

鳥取県指定無形民俗文化財 指定年:平成10年4月21日

公演場所・時期

定期公演:澤神社春まつり4月第2日曜。秋まつり10月第2日曜。早朝神社で「門付」を行った後、氏子宅約80軒を訪問、最終に神社の神事で「本舞」を奉納する。
公演時期: 4月、10月

演目・時間

「本舞」(10分)、「門付」(2~3分)。現在は簡略化したもので82戸をまわる。

演目詳細

獅子は前・後ろ2名で舞う。猩々(この地域では通称「赤」と呼ばれている。獅子をからかい、先導するのが役割のほか、獅子に近づくものを威嚇し、朱の棒で追い払うなども行う。囃子は太鼓・鉦・笛で構成される。青い衣装で烏帽子をかぶる。
本舞いは神座正面に獅子・猩々が並び、舞いを始める。まず猩々が一直線に舞い進む(その場を清め、獅子を先導する意味)。獅子の舞い方は(1)正面に向かい、稲妻形に斜めに前進→神前で左右にハイを行った後稲妻形に斜行しながら後進し、元の位置へ。(2)獅子頭を振りながら前進。(3)神前でネリを行う。(4)稲妻形斜行で下がり、左右にハイを行う。(5)神座に向かって前進し、獅子頭を大きくふり、シメを行う。 

演目の見所

宰領(獅子舞の総責任者の役割 門付けの際、獅子連を先導する その時の保存会長務める)が必ず付く。獅子の蚊帳に小さな白幣を付けている。本舞のクライマックス(ネリ)の時、獅子がネリを行うのにゴザを敷いて行うところ。

演者配置図

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ホームページ

お問合せ先

組織名: 八頭町 教育委員会社会教育課
住所:〒680-0601 八頭町北山63-1
TEL:0858-84-1232

参考資料

澤神社麒麟獅子舞保存会「澤神社の麒麟獅子舞伝承録」(2006/03)鳥取県教育委員会製作「鳥取県文化財調査報告書」第19集掲載 野津龍著:「獅子の文化と澤神社の麒麟獅子舞」澤神社獅子舞保存会発行(発行年不明)


交通アクセス

地図

アクセス(交通手段)

若桜鉄道八東駅から徒歩5分。バスの場合日本交通若桜線「竹市」バス停留所下車すぐ。車の場合、鳥取自動車道智頭・用瀬方面→鳥取南バイパス→国道29号線→才代入口(交差点)を右折し県道175号。

駐車場

八東駅前に数台、または才代郵便局前に数台駐車可能(基本的に駐車場はなし)



保存団体について

団体名

澤神社麒麟獅子舞保存会



保存伝承の取り組みについて

会員外へ向けての取り組み

不定期で八東小学校に行き指導している



外部公演について

外部公演の是非